【詳報】Google Waveとは何なのか? − @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/200905/29/wave.html
グーグル、「Google Wave」を発表--電子メールでリアルタイムコミュニケーション:ニュース - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20393964,00.htm
突如発表された「Google Wave」を、驚きをもって調べているところです。
いや、最初はこれ、「ふーん、メールとメッセンジャーとリアルタイムWikiの融合かー」ぐらいに思っていたんですが、良くみると、Wave上で自作アプリが動かせるというじゃないですか!
つまり、Google Waveって、単なる「新しいコミュニケーション・アプリ」じゃなくて、「コミュニケーション・アプリケーション・プラットフォーム(長い)」だった、という・・・。
確かに、発表の「3つのP」の中に「Platform」がありました。
具体的に説明すると、というかまぁ、ここ読むと書いてあるんですが、
Google Wave API - Google Code
http://code.google.com/intl/ja/apis/wave/
Waveアプリ(と便宜的に呼ぶ)には2種類あって、Waveの画面上で使う「Extensions」と、自分のウェブサイトに埋め込む「Embed」があり、Extensionsの種類としてさらに、Waveの画面上に埋め込んで使う「Gadgets」と、Wave上で参加者として振舞う「Robots」があるようです。
Waveの仕組みは、イメージ的には、サーバ上にあるXMLデータをみんなで寄ってたかって更新し、そのやり取りは小さなXMLデータをCometの仕組みを使って行う、みたいな感じのようなんですよ。(思えばCometを最初に大々的に使ったLingrは、早すぎたというよりは、アイデアがストレートすぎたんでしょう・・・)
なので、そのXMLデータのやり取りのプロトコルを実装すると(つまり、チャットメッセージデータの代わりに、ゲームのデータなんかをやりとりする)、普通に通信対戦ゲームとかコラボレーション・ツールとかが作れてしまうという。
Embedは、デモの中であった、「自分のブログへコメントがあったらリアルタイムにWave上に反映し、それに回答すると結果がブログへPOSTされる」みたいなコラボに使えるみたいです。自分のサイトをリアルタイムに出来るって事かな。他にもいろいろ出来そうです。後述のGadgetsをウェブへ埋め込む(Embedする)事も可能みたいな記述もありますね。
そしてExtensionsの一つ、「Gadgets」というのは、例えばチェスのゲームだったり(デモでは数独をみんなで解いてましたね)、お絵かきチャットみたいなアプリだったり。Gadgetsアプリは、OpenSocialやiGoogleなどでもおなじみのGadget APIを使って、JavaScriptで記述するようです。もう、JavaScriptって現在の最重要言語ですね!
OpenSocialなどと同じように、Gadget XMLと関連する画像やJavaScriptファイルなんかをどこかのサーバへ置いて、それをWave上へインポートするような感じだそうです。たぶん、Waveサーバがちゃんとキャッシュとかしてくれて、自分のサーバへの負荷は最低限にしてくれるんでしょうね。一番ポピュラーなWaveアプリの形がGadgetsになりそうです。
もう一つのExtensions、「Robot」の方は、「Wave上の更新の流れを自動的にtwitterへ流す」とか、そういうアプリです。Wave上では「参加者」として見えるので、ロボット、というわけです。
Robotは今のところ、Google App Engine上にJavaかPythonを使って記述する事になるようです。
いろんなRobotをWave上に常駐させて、友人達と適当におしゃべりすると、会話の内容に応じてあれこれとRobotが裏で動いて情報提供したり、ウェブを更新したりする・・・ちょっと、ワクワクしてきませんか? それこそ、メイドロボットとか。パッと思いつくだけでも、会話(Wave)上に貼られたAmazonリンクを全部記録して後で一覧で見れるRobotとか。twitter-botなんかはこぞってWave Robotへ移植されそうですね。ウェブ上に確立される、様々な人工知能による人格・・・とか。Robotsは、Waveを特徴づけるブームを巻き起こす可能性を秘めていそうです。
で、思ったんですが、これって結局、FacebookやOpenSocialがやってる「ソーシャル・アプリケーション」のリアルタイム版だよな、と・・・。
つまり、Google Waveは、「リアルタイムSNS」という位置づけなんじゃないでしょうか?
これが果たしてどこまで普及するのか? ですが、「リアルタイム」と「ソーシャル」なアプリというのは、考えただけでもいろいろ面白いものが生まれそうです。プログラマーはほっといてもいろんなEmbed/Robotを作るでしょうし、当然それを試したいという人はいっぱいいるでしょう。
それにしてもGoogleは、もうアイデアとか枯れたのかなーと思いきや、またとんでもない爆弾を落としてくれました・・・。
【修正】
※一部GadgetsとEmbedを混同して理解していた為、本文を修正しました。
GadgetsをEmbedすることも出来る、という事だったようで、Embedは自分のウェブサイトへWaveを埋め込む為のAPIでした。
【追記】
TechCrunchのこの記事が今のところ一番詳しくまとまっていますね。
野心作Google Waveの壮大なビジョン. 新しいWebには新しいコミュニケーションプラットホームを
http://jp.techcrunch.com/archives/20090528google-wave-drips-with-ambition-can-it-fulfill-googles-grand-web-vision/
なんか、Google Waveが「アプリケーション・プラットフォーム」である事を強調した記事が余りないですね・・・どれも、「メールとメッセンジャーの融合」とか、Google Waveのアプリケーションとしての側面にしか注目していないような。iPhoneだって、デバイスの機能じゃなくてアプリケーション・プラットフォームだったからこそここまで普及したわけで、そこが一番面白いところだと思うのですけども。Facebook Platformしかり、です。
【追記2】
こちらの記事に、Wavaの実装についての少し詳しい解説がありました。
開発チームが明かす、Google Waveの実装概要 − @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/200906/01/wave.html
ここまでやってるんですねー! さすがGoogle。
しかし、相変わらずプラットフォームとしての解説が、無い・・・。
別に私のこの記事が注目される必要はないので、もう少し、「Google Waveは、Googleが我々にプレゼントしてくれた、リアルタイム通信ゲームの新しいプラットフォームだ。」ぐらいのトガった記事を誰か影響力のある人が書いてくれないかなぁ・・・。
Googleとしても、その部分が注目されないと、デベロッパーが集まらないわけだし、デベロッパーの集まりであるGoogle I/Oで発表した意味もそこにあるのだろうし。
なんか未だに「良く分からない」とか書いてる人がいて、ちょっと残念。









こんにちは。グーグルがGoogle Waveを発表しました。これによって、いろいろな使い方ができますね。たとえば、1つのグループのメンバーが、それぞれの席についたままで、企画書を検討して、最終版を作り上げる、その間に添付資料としての動画や画像も見ながら様々なコミュニケーションをはかることが出来るようになります。チャットをはるかに超えた、素晴らしいコラボレーションができそうです。私のブログでは、Googleのこのようなサービスを社会変革に用いることを前提として掲載しています。詳細は是非私のブログをご覧になってください。 — yutakarlson