UNIX Magazine 2009年4月号「総力特集 クラウドをつかむ」。
4月の始め頃に本屋で見つけて買ってから、毎日少しずつ読み進めていたのだけど、ようやく読み終わりました・・・!
あ、「クラウドをつかむ」の特集記事だけ。80P以上、11章あるんだけど、ものすごい濃い記事ばかりでした。
記事タイトルはこんな感じ。
・丸山不二夫 - クラウドの技術的特徴
・丸山不二夫 - Windows AzureのデータベースSDS
・中田秀基 - Google App Engine
・浦本直彦 - Amazon Web Services (AWS)
http://blogs.itmedia.co.jp/look4innovation/2009/03/post-56eb.html
・藤田昭人 - Hadoop / MapReduce
・岡本充洋 - Force.com マルチテナントアーキテクチャ
・佐藤直生 - 分散インメモリキャッシュとデータグリッド
・首藤一幸 - スケールアウトの技術
http://www.shudo.net/diary/2009mar.html#20090318
・萩原正義 - クラウドの開発手法とデータモデル
http://blogs.msdn.com/masayh/
・浅海智晴 - クラウドモデリング
http://d.hatena.ne.jp/goldenport/20090318/1237324561
・鈴木雄介 - クラウドの可能性と課題
http://www.arclamp.jp/
(via http://d.hatena.ne.jp/satonaoki/20090318/p1 )
ものごっついですよ。
ようやく、最近ネット上で熱く交わされているこの辺の話題に少し追いついたかな、という感があります。
もし、未だにクラウドを「えっ? ネット上にサービスを置くんでしょ? ASPとかSaaSの言い換えでしょ?」ぐらいの認識でいる人がいたら、ぜひご一読頂いた方がよろしいかと・・・。
我々技術者にとって、クラウドとは「実用段階に来た分散処理技術の集大成」であり、「新しいプラットフォーム」です。SaaSというのは、それを外側から見た場合の話でしかないわけで。
キーワードは「分散」「並列」「スケールアウト」。
特にこの「スケールアウトする」という特徴は、技術的な側面だけでなく、ビジネス的な観点からも重要です。
実用段階に来た、と書きましたが、むしろ「必要段階に来た」と言えるでしょう。
そんな重要な話であるにも関わらず、まだ日本ではそれほど情報がまとまっていません。
クラウドがバズワードとして消費され、割と多くの技術者がその重要性、パラダイムシフトに気づいていないように思います。
UNIX Magazine 4月号は、そんなクラウドの技術的側面について、ネットも含めて日本で今もっともまとまっている情報源だと思います。
内容的にも、小手先の「最新情報」じゃなくて、概念レベルからの解説なので、少なくとも今年いっぱい、この後革新的なクラウド技術が発表されるとかでなければ、来年以降も使える情報です。
ちなみにこの本、Amazonを含むネット書店ではもう、全て在庫切れのようです。
唯一ここだけ「販売中」になってましたが、どうせ注文すると「在庫がありませんでした」って言われるんじゃないかなー。
http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3749325/s/
武生シピィ前の勝木書店には、あと2冊ありました。
ちなみにこの本で個人的に一番面白かったのは、丸山氏の「クラウドの技術的側面」と、分散インメモリキャッシュとOracle Coherenceに関する記事。もちろん他の記事も全部面白かったですが。
クラウドが、P2P技術とも融合しようとしているという指摘は目から鱗でした(どちらも分散・並列・スケールアウト)。
個々の記事の感想は、またブログにでも気合入れたのを書く予定です。
【追記】
書きました。
http://chikura.fprog.com/index.php?UID=1240585853









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