特に「入場料」を「払い損」と受け取ってしまう人が多いようなので、その点は特に再度説明したい。このシステムで言う「入場料」は、「プリペイド」に近い。
また、磁気やICカードを使っての入場管理システムは「できれば」と書いたが、これはやはり必須だろう。そして、前回の記事【追記3】で書いた、入場券とポイントの併用が必要だ。
この仕組みのそもそもの目的は、「本の内容を確認して、その場で買える」というサービスをより良く提供する代わりに、お客さんには「必ず本を買ってもらう」ようにしてもらうことだ。どれだけ居心地のいい空間を提供しても、そこで本だけ物色されて注文はAmazon、という客がいる以上、どこかで区切りをつけなければならない。リアル店舗には、「Amazonで買っちまうぞ?」というような圧力に屈するのではなく、もっと自信を持って自らの「価値」をアピールしてもらいたいという願いがある。
コメントの中で懸念されているいくつかの指摘についても考察する。
前回の記事をまとめると、システム的には次のようになる。
(1) 入場時に入り口で「200ポイント付き入場券」を200円で購入する。
自販機に200円入れて「新規」を押すと、入場券1つと200ポイントがチャージされた磁気カードが出てくる。既存カードを入れてチャージも可能。
(2) 自動改札にカードを入れると、チャージされていた入場券が1つ消費される。
(3) 中ではソファやベンチに座って本の中身をゆっくり確認できる。通常の書店よりソファやベンチの数は多い。但し、すぐ1冊分を立ち読みで読めてしまうコミック類については、最初の1巻のみ1冊だけ読めるようにしておき、続きはカバーをかける。立ち読みOKは、ここで全部読みきってもらうためのサービスではない。コミックの「内容確認」は最初の1巻で充分だろう。面白いと思ったら、続きはきれいなカバーのかかった本をお持ち帰り頂くことができる。
(4) 中で買い物をする際に、先ほどチャージされた200ポイントを使って200円の割引を受けられる。と同時にカードに入場券が1枚新しくチャージされる。これで、次回の来店時は無料で入場できる。
(5) 何も買わずに出た場合、カードに200ポイントが残ったままになる。次回来店時には入場券が無いので、入り口で(1)を行うことになる。ポイントが合計で400ポイントとなり、このポイントはいずれ本を買えば払い損にはならない。
尚、オープン時には、入場券が3個ほどチャージ済みのカードを配布するなどして初回の普及に努めるのも良いだろう。
以下、いくつか出ている懸念に対して一つ一つ回答していく。
理解の一助になれば幸いである。
「本を探しに来たけど無かったら払い損では、入る気になれません」
ここは誤解を与えてしまった部分だと思いますが、(5)で分かる通り、「本を探しに来たけど無かったら払い損」ということはありません。その場では確かに200円払いっぱなしになりますが、ポイントとしてカードに蓄積されているので、いつか本を買えば回収可能です。これは最初に書いた通り、プリペイドとしての性質が強い仕組みです。
「入場料を取ると、著作権法上の貸与権との調整が必要ではないか?」
確かにグレーな印象があります。が、著作権者から見た場合、このシステムは「最終的に必ず本を買ってもらえるシステム」です。決して好き放題に読ませるだけのものではなく、あくまで「買ってもらう為の」サービスです。本をエサに場所貸しするだけのマンガ喫茶とは全く性質が違います。むしろ、著作権者や出版社はこのシステムを支持するのではないでしょうか。出版社が「リアル書店などなくなって構わない。Amazon一極集中で構わない」と思っているのであれば、また別ですが・・・。
尚、こういうことがある為、どちらかというとまだまだ著作権者の敵であるブックオフなどが同様の仕組みを作ろうとすると、おそらくご指摘どおりのトラブルが発生するかもしれません。
「入場料を払うぐらいならオンラインで買うのでは?」
そういう人はいると思いますが、オンラインでは内容を確認することが(多くのケースで)できません。このシステムでは、心行くまで内容を確認してからご購入頂けます。また、買う事が既に決定しているのであれば、このシステム上、入場料を払う必要は無いので問題ありません。
「それってマンガ喫茶?」
マンガ喫茶と違うのは、マンガ・コミック類は最初の1巻しか立ち読みできなくなっている点です。また、本を読みながらの飲食はできません。また、その場で本を買って帰ることができますし、本を買えば入場料は返ってきます。
誤解して欲しくないのは、このサービスは「立ち読みで全部済ませる」事を支援するサービスではないという点です。買う前に内容を確認してもらうことができる、というサービスです。
「隣に同じサービスを提供する入場料無料の本屋が出来たら終わりですね?」
そうはならないと思います。なぜなら、同じサービスで入場料を無料にすると、「買わないが、サービスだけ受ける」という客がはびこるようになるからです。
一見人が入っているように見えても、売上は上がっていないという状況が起こりえます。
さらに、お客さんが必ず本を買う事が分かっている側は、競争力の為にワンランク上のサービスを提供する原資を見込めます。そうなった場合何が起こるかというと、「入場料無料の本屋にふらっと入って、いい本があったら有料の本屋へ入って買う」という事が起こる可能性があります。まさに今、リアル書店とネット書店の間で起きていることです。
「近くに駐車場が有料の本屋があるが、行く気がしません」
私の街にも同じ状況があります。駐車場有料と違うのは、時間制限がない点です。
また、駐車場は「2000円以上のお買い上げで3時間無料」などの、割とシブい割引しかありませんが、こちらは支払った200円はポイントとして必ず還元されます。
駐車場がこうなっている理由は、駐車場は人一人に対して大きなスペースを必要とする為です。土地が高い駅前などの場所では、どうしても、「お好きなだけお停め下さい」とは言えません。また、不正に何時間も停めてしまう客も出てきます。これを防ぐ為には、時間制を導入せざるを得ません。
対して書店の入場料は、店内に人一人が存在する空間さえあればいいのですから、何時間いてもらってもそれほど問題はありません。ソファの数などの問題はあるでしょうが、例えばソファでいびきをかいているような人に対しては店員からそっと注意をしてもらうというような対策で充分でしょう。
「近所にも「立ち読み罰金200円」とか張り紙した書店があったが潰れた」
お分かりとは思いますが、それは発想が全く逆で、立ち読みをさせないようにしようとしています。そうなれば潰れるのは当然、というのがこのアイデアの主張です。
「店内にAmazon端末を設置と言うが、アフィリ代ではペイしないのでは?」
まず、店内からAmazon端末を使って購入しても、カードにチャージされたポイントは使えないという点を思い出して下さい。彼らは入場時に払った代金を、いつかはここで本を買う事で取り戻す必要があります。むしろ彼らにとっては、店内でAmazon端末を使うことこそ「ペイしない」のです。
店内でAmazon端末を使う動機としては、「探したが、無かった」とか、「自分はAmazonが大好きだが、どうしても内容を確認してから買いたかった」という人でしょう。そういう人からは、アフィリエイト代金の7%を頂いた上で、200ポイントも購入(つまりプリペイド)して貰えばいいのです。Win-Winではないでしょうか。
ちなみにWikipediaによれば、書店が支払う本の原価は80%だそうです。つまり利益はたった20%です。在庫リスクがない(返本システムの為)のでこうなっていますが、「棚」というリソースの消費や「注文して在庫管理する」というリスクはあります。これらが発生しないAmazonでの購入で7%の利益が得られる上にプリペイドも得られるのであれば、充分ペイように思うのですが、どうでしょうか。Amazonとの交渉によっては、ここを10%ぐらいまで引き上げる事も可能かもしれません。
もちろん、できればここも、自前のオンライン書店を用意したいところです。そうすれば、ネットとリアルの両方で客を逃がさず美味しい商売ができるでしょう。
実のところ私は、そのうちAmazonが弱りきったリアル店舗に向けて「Amazon提携書店」を出してくる可能性があるのではないかと考えています。そうなる前に、リアル側から「リアルの強み」をアピールすべきです。
「店内飲食可能なようにした方がいいのでは?」
確かに、サービスとしては嬉しいと思いますが、本が汚れる可能性を考えるとあまり良い方法とは思えません。カフェなどは2Fなどに分離し、未購入の本は持ち込めないようにするなどした方が良いように思います。ただ、ここは検討の余地がありそうです。
−−−−−−
この記事を書く前に書こうと思っていた事を書き忘れていたので追記(タイトルに「未来」とか書いておいて忘れていた…)。
リアル書店がネット書店に対抗する手段として、上記のようなシステムの構築と共にもう一つ提案したいのが、「ネットからリアル店舗への誘導」だ。
つまり、iPhoneや携帯アプリとして、ISBN番号などを入れると在庫状況と本棚の場所を棚番号や地図で示してくれるソフトウェアを提供するのである。
と同時に、PCのブラウザでもAmazonと同じような検索システムを提供する。
目標としては、Google等で書籍名を検索した時に、せめてAmazonの下ぐらいに「[書籍名]:[地域名]の書店在庫を見る」というようなリンクが出るぐらいにSEO対策をする。いやむしろ、Googleと提携してしまうのも良い。Googleローカル検索との連動も可能だろう。
こうすることで、Amazonなどで見たり、ブログなどで見たりした後、「じゃ、これをあそこの書店へ見に行こう」というような事が簡単にできるようにするのである。
検索履歴は、自分のIDに関連付けて携帯やiPhoneから確認可能だ。店舗についたら、携帯が指示する棚番号や地図の場所へ行けばすぐに本へとたどり着ける。当然、店舗内に着いて改めて画面を開けば、地図と共に「お勧め書籍」も表示されている、という感じだ。
また、携帯から目の前の棚の番号を入力すると、過去の検索・購入履歴から自動的にお勧めを表示してくれる、というサービスも面白い。お勧めが今すぐ目の前で読めるというのは凄いインパクトがある。
これらは書店の使い勝手を向上させるサービスというだけでなく、ネットユーザーをネット書店から取り戻す働きもすることだろう。
ユーザーは、ネットとリアル、状況に応じてより使いやすい方を選べば良いのである。
−−−−−−−
以上、様々なご意見をくれたブックマークコメントの皆さんに感謝したい。
本来であれば、こういう仕組みを導入せずともリアル店舗がこれまで通り続いていけば嬉しい。しかし、そうも言っていられない状況のように思う。
ひとまずこの件に関する記事はこれで終わりとするが、またブックマークコメントなどでご意見など頂けると嬉しい。









「入場料を払っている以上、中で何をしようが勝手じゃないか。」的
DQNが今以上に増え、普通に本を買いに来た客に迷惑をかけると。
それこそ飲食を始めたり、寝たり、子供を放置したりする客が増えるのではと。
そして、それらの客を全て監視するのはコスト的に実質不可能ですから。
ちなみに私だったらAmazonで買いますねぇ。このシステムが適用されたら。 — 通りすがり @ 10:05PM 2008-11-21
あと、カフェに未精算の本をもちこむのもOKなところはすでにいっぱいありますよ。
もちろん入場料いらないしね。
個人的には、リアル書店のメリットって人がいることに尽きると思います。
ヴィレッジヴァンガードみたいに個性的でセンスの良い品ぞろえで、なおかつ本以外も売っちゃうとか、知識がないと到底できないような本の配置のしかたとか、店員の知識が半端なくて何でもすぐ答えてくれるとかそういう方向じゃないですかね?
システムでシステムに対抗しようとしてもamazonには勝てないんじゃないのかなあ? — anonymous @ 11:06PM 2008-11-21
このシステムにおいて親が子供の人数分のプリペイドカードを管理するのは非現実的なので、入場無料とする年齢の線引きが必要なのではないかと思いました。
子供を入りづらくして大人専用のゆったりした空間を作りたいのならそれはそれでもいいのですが、子供達から本を遠ざけて書店の未来があるのかは謎です。 — anonymous @ 11:50PM 2008-11-21
親御さんは子供さんを20時までに引き取る決まりであった。
ところが実際には、
その時刻に遅れる親御さんが多かった。
託児所としては、
どうしても時刻を守って欲しいので、
引き取り時刻を守らない親御さんから懲罰的に割増料金を取る事にした。
すると、
引き取り時刻を守らない親御さんの数が増えた。
託児所の目的は、
引き取り時刻を守らない親御さんを減らすことであったので、
割増料金をとるのをやめて元に戻してみた。
しかし、
引き取り時刻を守らない親御さんの数は増えたまま元に戻らなくなった。
「決まりを守っていないことの後ろめたさ」が「金額」に換算されて、
ハードルが下がってしまった。
そして一度下がったハードルは元に戻らなかった。
(昔読んだ本に実例として載せてあった話を適当にアレンジしました。)
上で通りすがりさんが書いているようなDQNとまでは行かなくても、
立ち読みで本を汚すような人や、
雑誌総なめにする人が増えそう。
# そんなことより、
# 書籍雑誌は再販制度を何とかしろ。 — 774 @ 12:21AM 2008-11-22
どうやってこの2つのサービスを切り分けようか? — 774 @ 12:54AM 2008-11-22
> 通りすがりさん
確かにそういう風潮が生まれてしまうと怖いですね。
しかし、そういう人は今でも居ますし、このシステムとはまた別に考える必要がある事なのではないかとも思います。
> anonymousu @ 11:06PMさん
なるほど…しかしそうすると、一日に何度も入場してポイントを貯めて…とかセコい事をする人が出るようにも思うのですよね。300ポイントチャージは一日一回で、二回目以降は200ポイント…とかするのも微妙ですし。
とはいえ、客へのメリットというお話は仰る通り、もっと検討する必要があるように感じました。
ヴィレッジヴァンガードのような書店は一つの解だと思いますね。しかし、ああいう書店しか残らないというのもそれはそれで困るんですよね…。
カフェに未清算本持込OKなところあるんですね。本汚れたりしないのかな? 汚れたら責任とって買う人が多いって事なのかもしれませんね。
> anonymous @ 11:50PMさん
子供とか学生についてのご意見は、ブクマにもあってなるほどと思いました。
決して子供を排除したいとは思って居なくて、むしろ中にもっと広い子供の遊び場などがある書店があればなーと思っているぐらいです。単にうちの為に。笑
まぁそれは別の話ですが、子供は当然入場無料のつもりでした。ただ、学生については考えていなくて、確かに学生については、もう少し検討しないとダメですよね・・・。 — chikura @ 12:48AM 2008-11-22
> 774 @ 12:21AM さん
仰ることわかります。私も、「罰則を規定する場合には、その罰が、ルールを破る理由になった時のことも考えるべき」といつも思っています。自分自身が、罰則を見たときにそういう抜け道を考えてしまう嫌な性格なので・・(汗)
うーん。上でも書きましたが、現状でもソファで寝る人はいますし、それがNGという事はこれまで通り周知させていけば良いのではないかと思うのですが…。
「入場料」という見せ方が良くない、ということですよね。
何かうまい見せ方はないもんでしょうか…。
> 774 @ 12:54AM さん
切り分けるのは無理、ということですよね…。
いちおう、小説などは立ち読みをすることのメリットはそれほど高くないように思います。やはり時間がかかりますし。対するコミックは、もし全巻立ち読みOKにしてしまうと、さすがに問題があると思うので、こういう風な案を出させて頂いてます。
> 774 @ 01:01AM さん
いい質問ですね。笑
この辺のシステムはイチから作ると大変でしょうが、似たものが既にあると思うので、それを改造することになるでしょうね。
安くはないでしょうが、大規模な書店であれば払えない額ではないと思います。
必要であれば、共同システムとして業界をあげて構築するのもアリではないでしょうか。
とか書いてますが、いろいろご指摘を受けて、現状の案そのままでは問題があると思うので、またいずれ考えてみたいと思います。
とりあえずは皆さんが何かを考えるきっかけになったなら嬉しいです。 — chikura @ 01:07AM 2008-11-22
あんまり暇潰しに適しすぎると出てくるかもしれないですけど、そこは調整可能じゃないでしょうか。
とにかくこの考えで作られた書店をひとつ作ってもらいたいですね。実験から得られることも多いでしょうし。どこかやってくれないかなあ。 — Koshian
ありがとうございます。そうですよね。調整。うまいバランスを見つけたい所です。どこかにいい落とし所があると思うんですよ。
どこか実験してくれると嬉しいですね。私なら入り浸るなぁ・・・。大抵、一月に一度は買い物をするので、損はしないですし。Amazonも控えるようになると思います。
「入場料」という見せ方をどうにか排除できないか、考えています・・・。
入場料じゃなくて、「入場チケット」という考え方にする・・・うーん、変わらないか・・・。 — chikura @ 01:36AM 2008-11-22
それはともかく、個人的にはこんな難しいシステムを理解して利用する人はあまりいないと思います。んで、人がいない店には人は入りたがらないのですがましてやお金払ってまで、ということで誰も入らないと思いますね。
最初に入るモチベーションもないですしね。 — anonymous @ 04:24AM 2008-11-22
駐車料金のような感じで妥当性を持たせる形が必要かどうかですねえ。私は必要ないんじゃないかとも思うのですけども。
むしろ「書店」という枠組みから離れて考えるといいのかもです。
例えば遊園地にレゴブロックで子供たちを遊ばせられるところがあるのですが、そこではレゴブロックの販売もしてるんですね。遊ばせてみてハマるようだったら買ってあげるか、という気にもなるもので。うまいなあと思いました。
ということで「入園料」というのもありかもですね。遊園地的なイメージ(入るのにも料金がいるけど中で何かするにも料金がいる)をうまく使えるかもです。 — Koshian
Joel on Software
そこで言っているのは、「潜在的な顧客に何かを強いることはしない方が良い、なぜなら彼らは「まだ顧客ですらない」から」だと。
物を売るためには顧客の心理的ハードルを一つ一つ下げる必要があるのに、入場料を取る時点でハードルを一つ上げている。Koshianさんの提案していることはここで言われている、まだ顧客ですらない人をロックインしようとしていることに他ならないと思うのですが、どうでしょう? — Mojo @ 09:18AM 2008-11-22
確かにそうですよね。
思ったんですけど、逆に来店したらポイントあげたらどうですか?(ポイントもらえるのは1日1回だけ)
そのかわりカード作るのにはメールアドレス等の登録を必須にして、定期的におススメ情報をおくるとか。
ベタですが。 — anonymous @ 10:21AM 2008-11-22
お勧め本を10冊くらい無料で家庭に置かせてもらって、最初の1章とかは自由に読める。それ以上読むためにシールを破ると購入したことになると。
これだと「書店に行く」とか「アマゾンで検索する」っていうハードルを下げられる。店舗経営のコストも低くて済みそうだし。 — Mojo
アメリカの事例は興味深いです。実際、日本の書店も同じような流れになってきているように思います。
ただ、それで果たして書店がやっていけるのか、ということを心配しています。
> Koshianさん
同意です。レゴブロックなどは、一度遊んだら用はないという類のものではないので、その形態が成り立つのでしょうね…。
遊園地のイメージは面白いですね。なるほど。遊園地が入園料を無料にしてしまったら、一円もお金を使わず公園感覚で来る人が居そうですね。皆があれを受け入れているのは、単に入場料無料の遊園地が一般的ではないからでしょうね…。
> Mojoさん
私もJoel on Software持ってます。仰ること、説得力があります。
潜在顧客のハードルは、確実に上げていると思います。
一度中に入ってしまえば、むしろ購入のハードルはかなり下がるんですが…(プリペイドしているので)。
ただ、そう感じるのは現在の書店のシステムを前提にしてしまっているからかな、とも思います。「入場無料が当たり前」という常識を一旦捨てるところからこのアイデアは始まっているので、現状システムと比較すれば、プラスばかりでなくマイナスもあると思います。
何かプラスアルファ、で、潜在顧客のハードルを下げればいいのですよね…。
何かうまい手はないものか。
例えば、オープンセール時に配ると書いた「入場無料券」を、オープンセール時だけでなく月に一度「無料解放日」として配布したりとか。
何か考えてみたいと思います。 — chikura @ 10:53AM 2008-11-22
来店ポイントいいですよね。家電量販店などがやっているやつですよね。
あれはまさに、来店のハードルを下げる効果があると思います。
むしろ、そのカードが無いと入れないってしちゃっても面白いかもしれませんね。
カードは無料で発行して、来店すると1〜5ポイント貰えるんですが、そのカードは絶対作らないとダメなんですよ。例によって入り口に自動改札があるので。
そして、ポイントは使わないで置くと、ポイント発行日から1年で消える、と。
磁気カード上に「現在204ポイント 今月末で消えるポイント20ポイント」みたいな。
人間不思議なもんで、強制的に割引券渡されると、なんか使わないと損なような気がしてきませんか?笑
あー、なんかこれ、面白い気がしてきた!
> Mojo @ 11:00AM さん
面白いですね。ビデオレンタルで一部やってましたか? でも確かあれ、うまく行かなかったんですよね・・・なんでだろ。
しかし、もしそれがうまく行くとすると、Amazonがそれやったらバカウケするかもしれませんねw — chikura @ 11:23AM 2008-11-22
ここで思いましたがインターネットとの連携、入館料などの設定を図書館にも組み込めたら面白そうですね。図書館は基本的に金銭を徴収することは許されていないはずですが、もし可能ならば運営の厳しい経費の足しにはなりますし、何より書店とは利用者層が異なります。書籍は最新のものこそありませんが書店では手に入らない本が多くありますし一度館内に入れば落ち着いて読むことも出来る。一定期間無料で借りることも出来ますが、利用客層の中には新品の同じ本を購入したいと思う人も多くいるかと思います。
いずれにせよ社会情報システムとしては面白そうな話ですので今後の研究の参考にさせて頂こうと思います。 — Regretblade @ 01:31PM 2008-11-22
会費制にして成功してるみたいです。
ttp://www.chikawatanabe.com/blog/2006/08/post_9.html — anonymous @ 05:30PM 2008-11-22
買う気がある客とそうじゃない客。
恐らくこれを導入したところで、
売り上げは大方下がるか現状維持がいいところ。
対コストを考えると、大幅赤字になりそう。
普通の書店だったらね。
たとえば、
>>誤解して欲しくないのは、このサービスは「立ち読みで全部済ませる」事を支援するサービスではないという点です。
この差別化はどうやってはかるの?
現時点でのサービスは、
200円払って入場。(時間制限なし)
ソファーで全ての本を読める。(但し漫画は1巻目だけ)
なんか本を買えば200円はなし。
ってことでしょ。
どこに全部立ち読みですませない対策がはいってるんですか?
このままだと、
休日とかは、200円払ってソファーで小説を読みあさって何も買わない客が確実に増えそうです。
世の中には、確かに高品質サービスを求める客もいれば、
できるだけ安くすませようとする客がいることもお忘れなく。潜在的に後者の方が多いと思いますよ。 — taxi @ 08:05PM 2008-11-22
> Regretblade @ 01:31PM さん
書店で働かれていたんですね。参考になります。
図書館のお話、面白いですね。図書館と街の本屋さんとの連携は、もっと考慮されるべきなのかもしれません。
本屋が図書館に献本し、変わりにその本が貸し出されている間、その位置に本屋へのオンライン注文用のQRコードを掲載してもらう、とか・・・。まぁ、ベタですけど。(^^;
ここにAmazonアフィリを貼るというのも良い気はしますが、そこは地域の書店を守る為に、断念して欲しいところです。
> anonymous @ 05:30PM さん
ありがとうございます。これ面白いですね。
この「会費」というのが、本当に丸ごと会費なのか、図書券という形でちゃんと返ってくるのかが気になる所です。
> taxi @ 08:05PM さん
現在の書店よりは魅力的なものを積極的に提案していかないと、仰る通り大幅赤字になってしまいそうですね…。
ソファで小説読み漁って何も買わない客については、こちらも仰る通り、完全には対処できないと思います。
ただまぁ、そういうのはあまり完全にやろうとしてもまた問題があるので、ある程度は仕方ないのかな、と。
この仕組みの面白い所として、払ったお金がプリペイドという形で手元に積みあがっていくので、それを続けていくと段々と「買いたくなってくる」という点があります。
一度買うと、シリーズを揃えたくなっちゃったり。
立ち読みしまくりに来たつもりが、いつのまにか優良顧客に・・・なりませんかね?:-)
以上、これ以降頂いたコメントにつきましては、申し訳ありませんがたぶんお返事なしとなることをご了承下さい。m(__)m — chikura @ 12:29AM 2008-11-23
今までは書店に金を落す客ほどその書店におけるレーティングが上がるしくみなんてなかった。
需要のセグメント化や顧客満足度のことを考えればこれはこれで一定の客層がつくのでは。
そういう囲い込みが実際問題できるかどうかは個々の書店の経営手腕に一存するのだと思う。
現状の出版業界の衰退ムードに浸っておきたいのか、あるいは反発したいのかの踏み絵としてもうってつけの案だと思う。 — hoge @ 01:07AM 2008-11-23
ぶっちゃけ200円が惜しいとか全く思わないけど、面倒なのは嫌だ。
以下のような行動パターンの人、けっこう多いと思う。金銭以外のコスト重視。
逆に既存の本屋より楽なシステムだったら行く。
・平日は本屋に立ち寄るのが面倒なのでAMAZONを使う。
・休日に本屋に立ち寄って目当ての本があったらその場で買う。手垢うんぬんより改めてAMAZONに注文出す方が面倒臭い。むしろ、隣の書店でその本が1割引だったとしても面倒なので行かない。
・回数券的なものによる割引より、割引無しのSUICAの方が面倒じゃないから良い。
・ニコ動に金払っても惜しくないけど、手続きが面倒なので払わない。何もしなくても視聴できてるし。
・スーパーに60円でジュース売ってても、目の前の自販機で120円でジュース買う。 — hirono @ 02:49AM 2008-11-23
それともみんな普段立ち寄る書店って一つなのかな。 — ベイ @ 01:38PM 2008-11-23
本屋は倉庫業と一緒(wikiからご自分で引用してますよね?)なので客数を減らすビジネスモデルはむしろ破滅方向なのでは?
逆に入場料を2万円くらいにしたほうがよいのでは?(もちろん書籍代は別で取る)
あと、根本的なところですが完全に書店目線でユーザー側の利便性がいっさい考えられていなくて、ビジネスをやったことのない方の意見だと思いました。 — anonymous @ 03:26PM 2008-11-23
とても良いと思います。
正直、公立図書館って居心地はあまり良くない。
ホームレスがロビーでくつろいでいたり。雑誌が1冊しかないからボロボロだったり。
旬のいろんな本をリアルに読める場所と考えれば200円は惜しくないと思います。
そもそも書店で週刊誌は売れてるのか?という疑問も以前から持ってましたし…。 — anonymous @ 08:16PM 2008-11-23
おそらくブックオフの影響でしょうが、書店側の人間ではないのでただの推測ですが、立ち読みによる損失>カバーによる立ち読み減少、カバ−つける手間、になったのではないでしょうか。全巻立ち読みとかよっぽど暇じゃないとできませんし、私自身ブックオフで気に入った作品を中古で揃わなかった分は新品で買ったこと多々ありますし。立ち読みできなかったら買わなかったわけで。
書店の敵としての脅威度は立ち読みよりも万引き、古本(特に新古書店)、漫喫ではないでしょうか? — anonymous @ 10:13PM 2008-11-23
すべてはここに尽きる。ポイントカードの利点を理解できてない。他とくらべて「ポイント分の割引」の集客力の増加を「カードがなくちゃ入れない」事による集客力の低下で相殺しちゃってる。この辺りがユーザー側の利便性が〜といわれてる点かなと。この一言で自分の案にこだわっているだけなのが分かる。
それと設備に金かかりますよね?それだったらその分を万引き対策にした方が有効な気も。 — 追記 @ 10:17PM 2008-11-23
他の方が何例か挙げていらっしゃるように、その場でくつろいで読ませるような方法をとっている書店も存在します。特に大型書店のジュンク堂はウェブサイトの会社案内の欄に「座り読み」を明記するなど、快適に試し読みもできるので来て下さい。といったマーケティング方法をとっている模様です。
その分、本が汚れるなど返本の際に出版社側からはあまりうれしくない方法といえるかもしれませんが、専門書を含め豊富な品揃えのジュンク堂ですので、来客さえすれば他店で購入したかもしれない書籍をここで買ってくれるかもしれず、ひとつの有効な商法といえるのではないでしょうか。
そして、現時点で(中小規模ならまだしも)大型書店が社の方針で立ち読み座り読みを推奨している中で、将来ある程度の書店ネットワークで入場料をとっていくことが可能なのでしょうか。
また、結構前から活字離れが甚だしいと言われていますが、読書の敷居を更に上げることにならないでしょうか。
そういったことを考えると、商売ですので購入してくれない人が多いのは辛いことですが、来てくれるお客さんを限定することは、大きな目でみたときマイナスなのではないでしょうか。
やるのであれば、1冊買えば2回分の入場を可能にするなどして、雑誌や漫画も含め書店に足を運ぶ程度に本を買う人であれば、何度入場しても基本的に書籍購入分でまかなえるぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。来店したら原則何か購入しなければならない。といった観念を客に与えたら来るものも来ないかと思います。
一度に数冊買うこともあるけど買わないで店内をふらつくだけの日もある。という人でも基本的に入場ポイントの貯金ができるようなシステム。それだと来てくれた人は過去もしくは将来の購買者の算段が高く、最初から立ち読みだけ目的の人を適度に減らしてくれるかもしれません。
しかし、やはり設備の導入や、他店より来客を見込むために本棚の代わりにくつろげるスペースが望まれることなどを鑑みると、難しいのではないでしょうか。
書籍は生きるうえで必要なものでもなく、Amazonなどの代替手段があるのですから、来店の敷居をあげることは「リアル」な書店のよさをつぶしているだけのような気がします。 — baku @ 10:04AM 2008-11-24
リアル書店では、どうしても情報がネット書店より遅くなってしまうので書店ならではのセンスのよさで勝負することになるでしょう。
入場料に関しては、会員制にするなどして、絵本の朗読会やファンの集いなどマイナな方向で集客するのもいいかなと思います。 — mishiru @ 01:32PM 2008-11-24
次に、本が無かったことの時のデメリット。
ここは次回購入の時に引くからとかみたいなことを書いてた気がしますが
『金をとって入場させる本屋が品揃え悪かったら誰が次回行くと考えるか?』
ここが問題にならないかな?
そうなるとかなりの品揃えをしている店舗限定の企画案としか思えない。
それに次回に引くといっても一旦は手元から金がでるなら
本屋に行く回数自体が減ると思いますよ。
そうなれば、閑散とした店内もしくは、マナーの悪い客が目に付く店内になりそう。
その場合、また客離れの原因にならないかな? — 通りすがり @ 07:59PM 2008-11-24
全国展開しているような大型店舗の場合は問題なさそうではあるが、システム導入後に中小書店が閉店するとなったら溜まったポイントを一斉に使用しようとするだろうし。
潰れそうなのでポイント失効しますね(はぁと
とかしてきそうで怖い……。電気店で↑に近いコトやったトコがありますし。
立ち読みもしないし、買う本も決めてるけどすぐ買いたいから本屋へ行く。私のような人種にとってはデメリットしかないので行く気が削がれますなぁ。 — anonymous @ 11:08PM 2008-11-24
現状で全て事足りている、という状況ではサービスを前面に押し出した書店だけで対抗するのは難しいと思います。
購入する本があらかじめ決まっているのであればAmazonで取り寄せちゃえば簡単に済みますし…。読むだけならブックオフやらネカフェに行ってしまえば終わっちゃいます。
このサービスだと、一種の壁を作ることによって一部の本好きしか来れないだろうと思います。
ニッチな本を取り扱うのであれば一部の客は居続けるでしょうけど、そうでなければ客はさらに便利で利用しやすいところへ行くだろう。
一部の客だけを相手にしていると、客離れによってどんどん衰退する。このような状況はSTGや格闘ゲームが先に証明してくれましたし。
これだけじゃ現実味がありませんね。 — keroyon @ 12:31AM 2008-11-25
100パーセント潰れるよ(笑)。
しかも、即効(笑)。
偉そうに書いてるけど、お前経営能力ゼロだろう? — anonymous @ 02:35AM 2008-11-25
まず本が目に触れる機会を増やし、そして実際に手に取らせることが重要です。
そのポイントカードで個人情報を管理することのメリットもあります。大量買いした際に、すぐに読まない本は自宅へ配送手続きします。
この際「これ送っておいて。」とカードと共にカウンターに預ければ、客の住所記入の手間も不要です。支払いも楽ですし、レジ店員も楽です。これなら客の手荷物は、帰りの電車で読む本1冊ですみます。
デメリットは一見さんにはカードを作るのが面倒と受け取られます。ですが、これはCDレンタル屋と併設の店舗や、ショッピングセンター内店舗でセンター共通のカードがあれば解消されます。そっちのカードを使用すればよいからです。
客の購入記録を残し、店舗の端末機(自宅PCでも)を使って過去に自分が買った本を検索できるとありがたい。漫画単行本は時々重複して買っちゃうからなあ。もちろんamazonのように関連する書籍を探せるのも便利。
店舗内をエリア分けする方法もあると思います。カードなしでも入れる部分と会員しか入れない部分。そのエリアごとの本の区分は議論の余地がある。
週刊雑誌類はカードなしでも良いかも。
amazonとの大きな差は実際に本を手に取れる部分です。モノを購入させ所有させるのですから、感覚に訴えることは意味があります。 — anonymous @ 08:32AM 2008-11-25
と言うか、本屋で立ち読みして買うのはamazonでって・・・そんな奴がどれだけ居るの?
普通、面白そうだったらそのまま買って行くでしょ、わざわざ帰って注文する手間をかける意味が分からない
amazonで注文する気なら、初めから立ち読みなんかしないで、レビューサイト等で情報やサンプルを見て買うか決める
正直、商売を真面目に考えているならありえない発想だと思う、ふざけた発想をする前に常識を考えようよ — anonymous @ 06:54AM 2008-11-26
そもそも1巻だけしか見られないという部分は、単発モノの漫画に対しては無粋です。 — noser @ 08:59AM 2008-11-26
ネット販売がウケた理由は「手軽だから」「時間が節約できるから」だと思います
そんな状況で入場料なんて取られたら、面倒くさくて書店に行くことさえやめるのでは?
あと、ポイントが還元されても特定の店でしか使えないのでは無意味です
こっちは「本」が欲しいのであって「特定の店で買う本」が欲しいわけではありません
対案もなくダメ出しだけで申し訳ありませんが
よく書店に行く人間としては、こんな制度は勘弁してくれと言いたいのが本音です — ディー @ 08:29PM 2008-11-26
・座り読みができる店
・飲食できる店
・コミック単行本一巻だけ試し読みできる店
(たいていのコミックは新刊をのぞき、ブックオフで立ち読みできます)
・書店のテーマパーク化
(ヴィレッジヴァンガードはじめ、すでにいろんな業態の書店があります)
・店の在庫が分かる携帯アプリ&ネットからリアルへの誘導
(紀伊國屋書店が近くの店舗の在庫が分かるウェブサービスを携帯・ウェブともに行っています)
書籍名をウェブで検索したときにも、大手リアル書店のウェブ在庫は出てきますし、紀伊國屋書店の場合はそこから全国の店の在庫が調べられます。
リアル書店もそれなりに考えて工夫してますよ、それなりに(笑)
書店に対して熱意があるようですので、一度書店めぐりをされてはいかがでしょうか。世の中にはいろんな面白い本屋がたくさんありますよ。 — 元書店員 @ 11:42PM 2008-12-04
接客業をしたことがありますか?
経営をしたことがありますか?
結局、「議論はないよりあったほうがいい」というレベル
妄想に他人を巻き込むだけ迷惑 — 太一 @ 04:25PM 2009-11-20