MORI LOG ACADEMY: 立ち読みを禁止したら
大型店で、お客が100人以上いて賑わっていた。しかし、レジはがらんと空いている。ようするに、みんな立ち読みしているだけだ。誰も買っていない。スバル氏と、「もし、書店が一斉に立ち読み禁止という強硬手段に出たら、本の売上げは伸びるか落ちるか、どちらだろう?」という議論をした。「たぶん、ほとんど変わらないのでは」というのが2人の結論である。
立ち読み禁止という考え方は、確かに一つの方法論だとは思うのだが、私にとってリアル書店とはどういうメリットがあるかというと、
(1) 実際に手にとって本を読んでみることができる。
(2) その場ですぐ買える。
の2点だ。もちろん他にも雰囲気や時間つぶし、新しい本との出会いなどがあるが、これらは好みであったりオンラインでも可能なようになりつつある。
だから、「立ち読み禁止」というのは、(1)のメリットをわざわざ手放してしまう愚策とも言える。
リアル書店はむしろ、オンライン書店に対するこれらのメリットを「売り」にすべきであり、それこそ本当にそのメリットを「売ってしまう」のはどうだろうか。
つまり、書店が「入場料」を取るのである。
「立ち読みしてもいいですが、お金を頂きます」
時間制限をつけるのはヤボというものだろう。一回の入場あたり、200円ぐらいとする。
但し、一冊でも本を買って帰ればこれは無料とする。だから、200円払うぐらいなら人は250円の週刊誌を買って帰るだろう。
よほどの人でない限り、買った本は読む。当然、また読もうかなという気になる人はいるかもしれない。これらはリピーターとなるはずだ。
システム的には、入る際に200円を払うか、出る時に払うかの2パターンが考えられるが、お勧めは入場時だ。なぜなら、出る時というのは約束の時間などがあったりで、急いでいる場合が多いからだ。そこで待たされるのは勘弁して欲しい。そして入場時に当日限り使える200円割引券を渡せば良い。この券は、当日の再入場に使えるようにしても良いだろう。
ベストなのは、これらのシステムを磁気カードにしてしまい、自動改札にすることだろう(もちろん、駅の改札のように、人間が対応する改札と紙の割引券も用意するが)。磁気カードには店内&店外機からお金をチャージすることができる。
高い本を良く買ってくれるお得意様の為に、一定額以上の購入で、入場料無料の回数券をプレゼントするのもいい。もちろんこれは半年ぐらいの有効期限をつけて、死蔵されないようにする。この入場料無料券は、書籍の割引券としては使えない。
入場料を取る代わりに、店内にはソファなどを多く置き、ゆっくり立ち読みできるようにする。コミックはすぐ読めてしまう為、立ち読みで済ませてしまう人もいるだろうから、コミックのカバーについては、全巻ではなく第1巻だけ外して他はつけるようにすれば、キレイな本を求める人にも、買う前に内容を確認したい人にもアピールできるだろう。「えっ、マンガの2巻目以降読めないなら意味ないじゃん」と思う人もいるかもしれないが、そういう人は書店に何を求めているのだろうか。
ゆっくり読む人用に、2Fや隣にスターバックスなどを併設しても良い。もちろん、購入前の本の持ち込みはご法度だが、買った本をそのまま読みふけりたい人もいるだろう。
本を探しに来てそれが無かったら200円払い損か?という人もいるかもしれないので、店外に在庫検索用端末があるとなお良い(追記:払い損の解決策として、【追記3】にポイントチャージシステムを提案しました)。雑誌だけ買ってすぐ帰りたい人はコンビニへ行けば良いと思うが、そういう人もターゲットにしたいのであれば、店外に雑誌コーナーを置くのも良い。
また、「手垢の付いた本は読みたくない。まっさらな本が欲しい」という人の為に、店内にはオンライン書店への発注端末も用意する。自前のオンライン書店を持てない店舗は、いっそAmazon検索ソフトを置いて、アフィリエイト収入を見込むというのもアリではないだろうか。書店の形態自体がリアルなアフィリエイトと言えるので、余計なコストがかからない分、良い見入りになると思う。
「別にオンラインで買ってくれてもいいですよ。でも、立ち読みが出来て、その場で買えるのは書店だけですよ。」
というわけだ。いかがだろうか?
【追記】
件名を「べきだ」から「しても良い」に変えました。別に全ての書店がそうしなければならないとまでは思ってないので。

むしろ、そうしなくともリアル書店がこの先生きのこれるのであれば、それにこしたことはありません。
【追記2】
思いのほかブクマを頂いてありがとうございます。
このアイデアは、普通に考えると「そんな書店に誰が行くか」と思われるかもしれません。
しかし私はこれは、実際にやってみるとなんだかんだで人が来るのではないかと思っています。
まず第一に、この仕組みは「本屋に行ったら大抵本を買う」という人にとってはデメリットはありません。
本を買えば、入場料は返ってくるからです。ブクマコメントにもあるとおり、大型スーパーの駐車場の料金と同じ発想です。
第二に、本屋にとってはこれまでと違い、「店内にいる全ての客が、(ほぼ)必ず本を買ってくれる人」という見方になります。この差は大きくて、これまでは「この人は立ち読みだけして帰るつもりなんじゃないか」という発想が、どうしても店側に生まれてしまいます。だからこその「立ち読み禁止」だったわけですが、このシステムを導入すると、全てのお客様を大切にしようという発想が自然と出てきます。店員も生き生きするでしょうし、「お勧めを書いたらAmazonで買われた」みたいなこともありませんから、安心して様々な情報を提供するでしょう。ソファで座り読みをしている人にも優しくなれます。そういう場所は居心地が良いものです。
恐らくこのシステムで抵抗があるのは、「入るのにお金が要る」という点でしょう。また、「何も買わなかったら払い損になるのか」という点も大きいと思います。
これについてはやはり、磁気カード&自動改札というのが解決策になると思います。
磁気カードに「入場券」と「ポイント」をチャージできるようにするのです。
このシステムを導入する際には、次のような仕掛けが必要かもしれません。
まず、オープンセール時に、来店した全ての客に、「3回分の入場券」がチャージされた磁気カードを入り口で渡します。この入場券は割引券ではないので、入場時に1つ消費されます。
店で買い物をした際には、カードに自動的に「入場券」が1つチャージされます。オープンセール終了後に店に入る際には、この入場券が使えます。
これにより、オープンセール時に来店した人は、本を買い続ける限り、入場料を支払うことはありません。
(オープンセール時に、出たり入ったりして一人で何枚もの磁気カードを入手しようとする人がいるでしょうが、そういう人はしょうがないと諦めるべきでしょう。むしろ、友達にカードを配りまくってくれるかもしれません。どちらにせよ入場券には有効期限がありますから、どれだけばら撒いてもいずれ影響は消えます。)
オープンセールにこれなかった客は、入り口で「200ポイント付き入場券(200円)」を購入することになります。
具体的には200円を入れれば「200ポイント」と「入場券1枚」がチャージされたカードが出てきます。
カードを既に持っている人は、カードを入れて「200ポイント付き入場券」を購入することができます。
そして、そのまま店内に入ると入場券が1枚消費されますが、もしそのまま本を買えば(もちろんその際に、さっきチャージされた200ポイントを使って割引を得ることができます)、入場券がまた1枚チャージされます。次回、入場時にお金を払う必要はありません。
もし、欲しかった本がなくて何も買わずに出るという場合には、200ポイント分だけがチャージされた状態で次回来店時にさらに200ポイント+入場券を購入することになります。カードには合計して400ポイントがチャージされることになります。どこかの時点で本を買えば、払ったお金は無駄にはなりません。
こういったシステムを導入すれば、「入場にお金を払わされている」という感覚はかなり薄まると思います。
【追記4】
そういえば記事中で一言も触れていなくて申し訳なかったのですが、このアイデアは基本的に大型書店向けのものです。というのも、そもそも小さな本屋というのは既にコンビニ化しつつあるというか、人の「興味」が多様化しつつある昨今では本屋としての需要に応えきれなくなっていると思うからです。そういう店ではヒット商品や雑誌しか売らなくなるでしょう。それはそれでしょうがない事だと思います(実は私の中に、町の小さな本屋を救うアイデアが一つあるのですが・・・それはまたいずれ)。
問題なのは、大型書店ですら、冒頭で紹介した記事のように苦境に立たされているように思えることです。Amazonに飲み込まれる前に、「リアルとしての価値」をどうやって強調していくか、という事を考えた時に、今回のような考えに至ったのでした。
それにしてもブクマコメントでの意見がかなり参考になります。誰か、これらの意見を元に本当にビジネスとしてやってみませんか? 郊外型の超巨大書店としてやるのがいいと思います。>大型書店さん
【追記5】
ブクマコメントを見ていていろいろと思う所があったので、まとめと再考察を別記事に起こしました。よろしければこちらもどうぞ。
入場料を取る未来の書店を考える









この案がその本屋で採用されたとしても受け入れられますね。
普通に面白いと思います。
ただ受け入れられない人たちはコンビニ等に行って、
今以上に立ち読みが酷くなる気がします。
いっそコンビニにもこの機能付けたらいいんじゃないでしょうか。
コンビニに行って何も買わずに出るってのはあまり無いように思えますし。
まァソレはソレで別の問題を生みそうなものですが・・・ — a @ 12:12AM 2008-11-22
>本の売上げは伸びるか落ちるか、どちらだろう?」という議論をした。「たぶん、ほとんど変わらないのでは」というのが2人の結論である。
本当にそうでしょうか。扱ってる本の種類によるんじゃないですかね。
マンガや雑誌などの継続的に発行する本ばかり売ってる本屋は売上げはあまり変わらないかもしれないけど、小説などのような一冊限りで終わる本は、中身も分からずに表紙だけで判断することになりますので、買うハードルがかなり高くなるのではないでしょうか。近所の本屋でもマンガやコミック誌はカバーつけてますけど、単行本にカバーはついてませんよ — とおりすがり魔 @ 01:10AM 2008-11-22
資金があれば作りたいですね。
ただ、いろいろご指摘を受けて、もう少し見せ方を考え直さないとな、と思ったので、もう少し考えてみたいと思います。
って、そんな資金は最初から無いので、作れませんけどね。笑
> a さん
なるほど。私はコンビニ行っても何も買わずに出るときがあります。
それこそ、1時間ぐらい立ち読みして、何か買って帰るかーと思って、何もないので店を出る、みたいな。
でもコンビニはそもそも他に手段が無いので(基本、今すぐ欲しいものしか置いてませんし)、成り立つのでしょうね…。 — chikura @ 01:23AM 2008-11-22
すいません、ひょっとして、私が引用した森氏のブログについてのコメントでしょうか…。
「小説はそもそも立ち読みできたのだし、今更立ち読みできるからコストを払えと言われても困る」というお話だとしたら、仰る通りで、私の意見は「これまでが無料だったというのがそもそも間違っていたのではないか」という事です。Amazonという脅威も出てきたわけですし。
ズレてたらすいません…。 — chikura @ 01:27AM 2008-11-22
飲み食い自由、カフェと併設、座席も充実。
本が欲しくなったらamazonに繋がった端末で後日自宅に配送するなり、
店員が近所の倉庫からお届けにやって来たり、っていうのもアリですね。
裏から持ってくる間は待ち時間でも本は読める訳だし。
いっそ本を書店備え付けの電子ブックとかにすると話題性もあっていいかも。
これがさらに進むと音楽やゲームショップなどの情報販売店が融合して
サロン化するんじゃないかという気もします。
あ、それってマンガ喫茶じゃんw — さかまた
入場料なんて取ると、お客さんは本を買ってくれる以前に
これまで気軽に本屋に入っていた層が離れてしまうような・・・
もしこの制度を取り入れるならば、本を扱う場所全てに
入れる必要がありますね — @ 08:38AM 2008-11-22
・本屋で待ち合わせとかできなくなるわけですね。
待ち合わせている間に気に入った本を買う、という
機会を損失する訳ですね。
・何か出ているかな?って本を探しにいけなくなるわけですね。
それならネットで探そうってなる訳ですね。
で、一瞬でもお客さんが離れてしまう危険性があって、
ネット通販に流れてしまったお客さんを取り戻すには、
相当しんどい目にあうでしょう。
そんなわけで、本屋はそんなことやるわけにはいかないです。 — r @ 09:21AM 2008-11-22
決まってるなら、それこそ出かけずに買えるネットを利用するしね。
毎回本を買うわけじゃあないので、毎回入場料なんぞ取られたら間違いなく利用しない。
面白そうな本を探すのも本屋の楽しみの一つ。
小説や参考書は数ページは読んでからじゃないと手が出せないし、
本屋のメリットはそこに集約すると思うのだが。
しかし、本の流通経路などは全く知らないので微妙なんだけど
本屋は売れると思った本を置いているのだろうか?
売れそうも無い在庫を抱えて四苦八苦してるだけじゃないのだろうか?
客のニーズも考えずに機械的に本を並べ、売るなら自販機にでもしてしまえばいいのだと思う。 — anonymous @ 10:16AM 2008-11-22
>ゆっくり読む人用に、2Fや隣にスターバックスなどを併設しても良い。もちろん、購入前の本の持ち込みはご法度だが、買った本をそのまま読みふけりたい人もいるだろう。
東京駅の大丸の三省堂書店併設のBooks & Cafeなど、
購入前の本を持ち込めるモデルのカフェも既にありますよ。 — oika
マンガ喫茶の発展形として、「買えるマンガ喫茶」っての、面白いですね。
そう考えると、このシステムってコミック販売に向いているのかもしれません。
本を電子ブックで読めるというのは、CDショップなどと同じで、ネット経由で盗まれる心配が無いので、出版社としても心理的ハードルが低そうです。
> @ 08:38AM さん、r @ 09:21AM さん
仰る通りだと思います。
追記記事の方のコメントに書いたのですが、本屋に入るということの心理的ハードルはもっと考慮すべきなのだろうと思いました。向こうのコメントで、少し面白いアイデアが出ましたのでよろしければご覧下さい。
> anonymous @ 10:16AM
そうなんですよね。私も、今の書店の形態で存続が可能なら、それにこしたことはないと思っています。
一度(なるべく大きな)本屋の人に、ぶっちゃけ話を聞きたい所です。
「いや、別に困ってないよ。うちは売上むちゃくちゃあるからw」
という事なら、入場料なんてシステムは当然、害悪でしかないでしょう。
> oika @ 10:58AM
ありがとうございます。
東京駅の大丸ですね。一度行ってみたいです。
店員さんに「これって、もし本にコーヒーこぼしたらどうなります?」と聞いて、笑顔で「いえいえ、その際には新しい本と交換させて頂きますよ(にっこり)」と答えたら合格…なのかな? — chikura @ 11:37AM 2008-11-22
地元に帰ってから買おう、会社戻るとき駅の本屋で買おう
そう思っちゃいますね
一見さんを大きく切り捨てるシステム — anonymous @ 11:47AM 2008-11-22
一見さんにとっては、確かに使いづらくなるシステムですよね…。
この辺は、店側との関係をより深くするという(悪く言えば「一蓮托生」に巻き込む)側面があるので、致し方ないところかもしれませんが・・・。いちおう、別に入れないわけではないですし。
使えなかったポイントは、オンラインから後で発注できるような仕組みがあるとまた良いのかもですね。 — chikura @ 11:55AM 2008-11-22
そこに1台500万以上する改札機(JRで使われている磁気切符にのみ対応する改札機の値段。新幹線の改札だと2000万)を入れられるのかと。
立ち読み客が書店にとってマイナスになることはあまり無い。せいぜい本が汚れるくらい。けど、ある程度読んだら面白くて、そのまま買うという人も中にはいるから特別大きな損失になるとは思えない。
それに、人がほとんど入っていない本屋と人がそこそこいる本屋。どちらに入りたいだろう?自分だったらガラガラの本屋には入りたくない(これは人それぞれだろうが、日本人の感覚からすると人がいた方が入りやすいはず)
結論
それほど大きなマイナスにならないことに対して、高価な改札機を入れるなどナンセンスな発想だとしか思えない。 — anonymous @ 12:08PM 2008-11-22
機械が高い、そんな本屋に行きたくない、一見を〜と意見はいろいろありますが、こういった業態変化の模索は、リアル書店がいずれは取組していかないといけない問題ではないでしょうか。
CDの流通が店頭からiTunes等に変わってきているように、書籍もどんどん電子書籍になっていくと思います(無くなりはしませんが)そうした時に本屋はどうなるのか。 — いいと思う @ 01:29PM 2008-11-22
漫画喫茶(図書館?)と書店の間くらいの位置づけになる感じでしょうか?
箱の作り方次第ではうまくいくんじゃないでしょうか。
ただ、入場料をとるには相応の顧客メリットがないと続かないと思います。
今の書店の形態でできないことを考えたほうがよいとわたしはおもいます — ytk @ 02:20PM 2008-11-22
>(1) 実際に手にとって本を読んでみることができる。
>(2) その場ですぐ買える。
私の欲しい本はリアル書店に置かれていたためしがありません(田舎なので品揃えが悪い)のでこの2つのメリットは全く無いですね。数年前からネット書店しか利用してません。
はっきり言って、もう無個性なリアル書店は必要ないです。 — 通りすがり @ 02:37PM 2008-11-22
でもこれでは店に入りづらくなってしまうと思います
レジ前にガムでも置いて
『立ち読みのみのお客様はできる限り買ってから出て行ってください』って張り紙でも張っておいて入場料代わりに客に買わせるというのはどうでしょう?
強制ではないので入りづらくもならないでしょうし
無視する人もいるでしょうが、100円程度なら張り紙に気づけば払ってくれる人が大半だと思いますよ
まあ今のは思いつきですが、少し捻れば実際に使えるようなアイディアを出せると思います
実行する人がいるかいないかはともかく…… — CCC @ 06:16PM 2008-11-22
娘に本を買ってやるために家族3人で本屋に入り、娘に適当に選ばせてみて、それが面白そうなら買ってやる事が多いのですが、この場合家族3人×200円=600円の入場料を払って、一冊の本を買うことで相殺される入場料が200円だとすると、400円のマイナスです。300円くらいのアニメ絵本を700円で買うことになるのは許容出来る範囲ではないでしょう。
本屋に行くのが1人なら良いのですが、家族連れというのは複数いても抽象的な意味での”財布”は一つだったりします。この辺をクリア出来ると面白いかも知れません。 — lsxilo @ 06:41PM 2008-11-22
でも、そういう居心地良い環境を無料で提供している書店が在りますよ。
六本木のTSUTAYA&スタバは品揃えが偏ってはいますが、参考になると思います。 — snail
気分になることが簡単に予想できるため、入場料取られるような本屋には絶対に行きません。
日常の行動範囲にそのお店しか本屋が無い、って状態なら渋々使うかもしれませんが、
ネット通販で済ませる事の方が多くなるでしょうし。
上のコメントでも出ているような「居心地の良さ」を追求したお店なら
自分の日常の行動範囲から多少外れていても足を運ぶ気になりそうなので、
そういったアプローチのお店が増えてくれないかなーと思います。 — anonymous @ 09:21PM 2008-11-22
最初は、書店の新しい収入源が増えるような書き方をされていますが、
途中から、入場料を払わずにすむシステムの構築に話が変わってしまっています。
書店の収入や利用者のことよりも「入場料」という仕組みの必要性を主張する
ことに主題が変わっていて、少し残念です。
新しいアイデアを出す姿勢には、好感を持ちました。 — asesino @ 10:57PM 2008-11-22
また車に乗って帰る
こんなめんどくさいことやるくらいならネットで買いますよ — 名無しん @ 11:38PM 2008-11-22
ここまで皆さんが書店のあり方に興味を持っていたとは思わず、コメントへの返信が私のキャパを超え始めました・・・(汗)
お一人お一人に返信して行きたかったのですが、これまでの返信と似たような内容になってしまう為、まとめでお許し下さい。(-_-;
様々なご指摘があり、いずれも何らかの側面を言い当てていると思います。
特に「これでは入りづらくなる」というのはもっともなご意見で、慎重に仕掛けを作っていかないといけないと思います。とはいえ、入りたくない場所にどんな仕掛けを作っても人は入らないし、無理やりそんなことをしても長続きはしないので、基本は「魅力的な空間を作る」事が第一なんでしょうね。
この辺のアイデアは、「面白い」と書いてくださった方々のコメントの提案がとても参考になります。
最後に、asesinoさんのご指摘で、「最初は書店の新しい収入源が増えるような書き方をされていますが」というものがあったのですが、これは違うんです。他にも結構、そういう受け取り方をされている方が多いようなのですが(私の書き方が悪いのですが)、私がやりたいのは「書店で本を買って貰う」ことです。入場料(という名のプリペイド)は本を買ってもらう為の手段であって、新しい収入源のつもりで提案したのではないんです。
実際、この仕組みでは入場料は本を買う代金で相殺可能です。というか、そういう風にしているのです。
決して、入場料を払ってもらって本は買わなくて結構、という仕組みではないので、そこはご理解頂ければと思います。
本当に申し訳ないのですが、これ以降、コメントへの返信は(たぶん)行いません。
この記事を受けての皆さんの記事なども見ていて、賛否含めて良い刺激となっています。
どちらにせよ、書店は変わっていかなくてはならないというのは、私の中ではほぼ確定事項なので、この記事や今回のみんなのご意見が、そういう危機意識やチャレンジ精神を持った書店さんへの何らかの参考になれば嬉しいです。
書店がんばれ!超がんばれ!応援してます! — chikura @ 11:57PM 2008-11-22
親子連れ・児童のみ・電網弱者(老人・機械音痴)の視点が抜けてると思う。 — anonymous @ 12:16AM 2008-11-23
俺は立ち読み9で購入1の割合で本屋を利用しており、読みたい本も立ち読みで済ます事が多いんですが購入する切っ掛けになると思います。 — 人生なんてラララ @ 09:42AM 2008-11-23
システムに500万とか言いますけど、携帯とか(そのうちDSやプレステの無線機能なども使って)
で、料金回収システムを組むとか認証を利用するとか
なら、オープンシステムを使うと案外安く出来ると思います。
私は、時代の流れを読む為に
本屋に行きます。
顧客ターゲットと顧客層(数)と経営バランスがむずかしいなぁ。 — anonymous @ 10:12AM 2008-11-23
ロスアンゼルスのエロ本屋がこのシステムだった。
入り口で荷物を預けさせられて、入場料を取られる。
値段は安いと思ったので、1〜2ドルだった気がする。
当然立ち読みあり。
30分までで、それ以上は延長料金がいったと記憶している。
5〜6冊購入しました。(^^ゞ
リアル世界にも存在しますよ。 — ごろー
気まぐれで本屋に立ち寄り、本を物色して立ち読みする。立ち読みしても良いのだが、これは家でじっくり読みたい時本を買う。そんな人も多いと思い思います。
立ち読みでお金を取るよりも、家でじっくり本と向かい合う美意識を持たせるような提案を本屋側から提案する。そのほうが最終的に売り上げにつながると思いますがね。
勝手に感じたことを書かせてもらいました。 — marutathu
入店料等取っていない現状で、入店しただけの「お客様」達の一部がどんな行動を取っているか?
そう考えた場合この入店料が引き起こす混沌は、個人的には恐ろしい結果を生みそうだなと。
紹介制のクローズドコミュニティみたいにでもしない限り、その方向性で発生する問題がどんどん悪化すると思いますね。というかそれでも問題の対処に事欠かないでしょう。
書店をよく訪れ本(殊に真っ当な読み物)を買う人に性善説を当て嵌めてスタートしてませんか? — kuku @ 08:16PM 2008-11-23
一部の本を除き座り読み可で、机や椅子も用意されており、コミックスは一巻試し読みコーナーもあります。自分も結構重宝してますが、人が触ったものは嫌という神経質な人にはあまり魅力的ではないかもしれません。
しかしながら、平日昼間でも結構な人で賑わってますね。
防犯カメラもたくさんあるみたいですけどね。 — 名古屋の人 @ 08:51PM 2008-11-23
それならデメリットは書店側のポイント分損失と機材導入分のみ。客数の増加分がポイント損失分を上回るかだけだし。
この案だと入った客が買う確立は非常に高くなるだろうけど、客数の減少は大きいだろうし「目的なく入った客が買ってくれる」利益分の損失もでかいだろうし。機材導入分は上記の数倍はかかるだろうし。
しかも郊外向きって全然見えてない証拠。こんなん都会のど真ん中にあって気軽にこれるような状態じゃないとだめだ。
これは完全に「斬新な書店」という考えに引っ張られてるだけで案としては下策としかいえませんね。 — anonymous @ 09:25PM 2008-11-23
本にそもそも興味も愛着もない大多数は
無人・監視つき・出入り自由・立ち読み不可の倉庫に立ち寄り
ポータルサイトのトップに上がった実用のある本だけ買うか
そもそも電子ペーパーにとって変わるかして
やがて本は風化し
「親父の残した本棚」から知識を得ることもなくなり
限られた都市部の大型書店のみが会員制で
出版社と協同したオンデマンド出版をなすなどして
本は一種のハイソなアイテムとしてのものになり
図書館は商売敵として縮小され博物館のようになり
知財に値をつける仕組みがあまねく行き渡り
貧しい人々は断片的な情報のみを
繋ぎ合わせることで満足し
ネットも住み分けされ
格差はますます広がる
バラ色の未来 — anoa @ 09:59PM 2008-11-23
いっそう、入場券で入れる会員制の本屋、とかだったらごひいきにするとおもけどなぁ。
私はこの案には賛成です。ついでに、改札機は磁気対応だと高いので、IC専用機とかでどうでしょ。レジも出入り口に付ければいいのだし。 — とおりすがり @ 10:55PM 2008-11-23
この方法だと確かに本を購入する人は入場料を取られないかもしれませんが、カードを携帯しなければなりませんし、それを見せる必要があります。
確かにわずかな手間ですが、それすら嫌う人もかなり多いです。
定価販売をするコンビニが、それよりも安く販売するお店があるにもかかわらず商売を続けられるのは、店員が袋に入れてくれるなど、サービス面が大きいと思います。
私も立ち読みを禁止したところで売上があまり変わるとは思えませんが、そもそも立ち読みだけで済ませている人は、お金を取るようになった時点で寄り付かなくなると思いますし、購入者の絶対数は変わらないと思います。
それよりは既存の購入客を大切にする、または新たな購入客を増やすことを重視すべきでは?
綺麗な商品を置いておきたいなら見本を用意すればいいだけだと思いますし、「この商品を買った人は〜」みたいなものやジャンル検索などオンラインのよいところを取り入れる(検索端末やPOPなどで)ほうがよっぽど効果的だと思います。
書店に限らず販売業は、サービス業であることを第一に考えるべきではないでしょうか? — anonymous @ 12:50AM 2008-11-24
一般雑誌・専門書・児童書・コミック・ビジネス etc.
それぞれのコーナーを完全に分離して
その上で専門書など静かな環境に、ソファーくらいおいてくれたら有料でもいいかな。
私の場合だと、コンピューター関連と科学関連(と関連雑誌・情報誌)。
コミックはQRコード+表紙絵を展示して流通はamazonに丸投げした方が得ですね。
ビニールむしって立ち読みしてる中高生がその本買う可能性はほとんどないですし、
万引きも減るでしょう。
静かに過ごしたい人にはお金を払う価値はあります。その後、本を買う可能性も高いかと。 — preciousplace
プレミアムパスの類を用意して、そのパスを持っている人だけ立ち読み可能にするのが、まだ、得策かなぁと。
まあ、その場合、一般との区別がつきにくいので、立ち読みさせるスペースを用意しないといけないから、売り場面積が減って意味がないんでしょうけど。 — あのにま @ 09:33AM 2008-11-24
おもしろそうな本がなければ買わないし、そういうときにいちいち200円も取られるのはかなりばかばかしいな・・・
文庫なんかは平気で発売日ずれるし、期待の物が売ってないケースは多い
ネットでも買えるが書店いって実物みてから買いたいんだぜ・・・ — anonymous @ 12:17PM 2008-11-24
でもやっぱり新刊出てないかなーと思って見に行って出てなかったときの
お金払う感がいやかなー — anonymous @ 09:46PM 2008-11-24
高いレストランや流行は過ぎたがホテルのバーにはチャージ料やサービス料が設定してある。立ち読みできることをサービスだと客・店に設定できればありだろう。貧乏人はホームレスの手垢の付いた汚いジャンプをコンビニで立ち読みすればよいのだよ。
流行のスポットで1年くらいの限定出店で有名人のセレクトショップ的な何か付加価値を付ければトントンくらいで行けそうな気もしてきた。トーハンやれや。 — anonymous @ 01:46AM 2008-11-25
何かを買ったおまけにポイントがつくならいいけれど、何処ででも使える現金を特定の店でしか使えない物に替えるなんて損でしかありません。
「お金払ったからここで何か買うしかない」と思わされる店からは足が遠のくと思います。
欲しい本が決まっている人でも、入荷されているか確認しに行くとお金を取られる、置いてなければ損になるため、オンラインでの予約注文に切り替えることになります。
いっそ「本屋」でなく「買いたい本があれば買える有料図書館」に名前を変えたほうがしっくりくるかもしれません。
ただ、客が選別されるだけ万引きに対しては効果がありそうです。 — 赤点 @ 02:46AM 2008-11-26
そんな事すれば殆どの客はブックオフに持っていかれる。
と言うか\200払うなら漫画喫茶に行くよ。
アダルトでもないのにビニールコートしてしまう日本は異常。
コートが始まってから書店で本は買わなくなった。
店にも拠るが漫画だけでなくほぼ全てをコートしたり紐で縛っている店がある。
再販制度を廃止しない限りドンドン本の価値は下がるばかり。
斜陽産業が守りに入ったら終わっていくしかない。
コートするならベージ冒頭の20ページくらいは読めるようにするとか
大手書店のようにサンプルを1冊置くとかそう言う努力をしなさい。
ネットが広まる前はと言うか10年前は月に\5000~10000は本買ってたけど
今は新書は月1冊がいい所でその他は全部ブックオフで買ってる。
排除するんじゃなく呼び込むようにしないと書店はドンドン潰れるだけ。 — anonymous @ 08:48AM 2008-11-26
本代に含めることができるといっても、1日通して延々と読む人が増えるのではないでしょうか。「お金をとられる」というマイナスイメージに加えて、ほとんど古本状態になってしまった本が新品の価格なら、誰も買わなくなりそうですし。
個人的に本屋は他の人が居るのが嫌いなので、「客は本屋で人が多いのを好むのか」というのも統計をとらないと言えないかもしれません。
見える利点も多いですが、見えないところに大きな穴がありそうですので、相当な勉強が必要だろうなあと思います。
半年くらいしたら「うちは無料で見放題!」とかのサービスが出てきて泥沼の戦いになるかも… — anonymous @ 08:34AM 2008-11-26
入場料が発生すると下手をしたら何度も行かないといけないというのがあり
とほほな気分になります。
そもそも最近の本屋さんでは立ち読みが出来ないのがきついですね。
結構高い雑誌とかが多いので中身も確認できないで買う羽目になるのが多いのですよ。
それと入場料制の本屋さんに注文した本を取りに行くのにお店に入ったときに
お金を取られるという考えもあります。
支払い時に引かれるとしてもそれだけで敷居が高くなるという面も問題じゃないでしょうか? — SYU
ヒステリックに反応してる人たちは再販制度よろしく全部一緒がいいし、当たり前と思ってるのかな?
まんだらけとかのカバン持込禁止の措置は売ってるモノと客層がかみ合ってるから成立している、新刊書店でもかみ合ってればアリでしょう。近所の郊外中規模チェーンしかいかないから頭が硬くなるのよ。 — i @ 01:41PM 2008-11-26
近所の本屋はほとんどレンタルビデオやゲーム販売との複合店になっていて(他の個人規模の本屋は全て潰れました)、そういった用事のついでに立ち寄って知らない間に出ていた新刊などを買う事はあります。
入場料を取られるのなら、自分はもう本屋には入らないですね。
以前、近所の本屋が雑誌に全てビニールをして立ち読みが出来ないようにした事がありました。
1ヶ月程度で目に見えて客が減り、友達は立ち読みの出来る競合店にしかいかなくなりました。
そして、そのビニールをした店は1冊だけ立ち読みが出来るようにビニールをやめました。
入場料を取るなど、机上の空論だと思います。 — aran @ 06:25PM 2008-11-26
単純にシステムが難しいというのもあるかと。 — sweep3092 @ 08:48PM 2008-11-30
そうした経験から意見を言いますと、大手書店チェーン店の一形態として、あるいは期間限定のイベントのような形でならありえなくは無いと思います。
しかし、あくまで盛り上げ役といいますか、書店アピールの一環としてです。
実際にそういったシステムを業界に取り入れるには、抜け駆けを防ぐための法規制が必要でしょう。現に再販制度のもとに禁じられているはずのポイントシステムを取り入れ始めたチェーン店がすでにあります。
資本主義の競争社会ではそういった消費者に有利なサービスがなし崩し的に取り入れられ、それに逆行するような有料化サービスが消費者の共感を得られるとは思えません。
正直、最初にこのブログを読んだときは取るに足らないな笑い話だと思ったのですが、書店業界、出版業界の厳しすぎる現状を考えると笑ってすむ問題ではないことは確かです。
現に書店・出版業界のビジネスモデルは破綻しかかっていて、その意味で入場制というシステムは一つの案として検討する価値はあるのかもしれません。
さらなるブラッシュアップによって業界を救う一助になればと思います。 — 元書店員 @ 12:18AM 2008-12-01
私は都内在住のプログラマーですが、書店に立ち寄るのは別に雑誌を立ち読みしたいわけではなく、専門書のコーナーを一通り見て、新刊をチェックします。
都内にはそういった技術的な専門職に関わる方が多くいらっしゃいますし、また、技術的な職業に就いている方なら、”本棚を一瞥して光る本を選び出す”という行動を日常的にしていらっしゃるはずです。
したがって技術的な職業に携わる方が多い地方、つまり大都市では、現在のような形の書店は全く衰退することはないと思われます。 — anonymous @ 06:39PM 2008-12-03